人間は承認欲求の強い生き物
称号を与えるということ
人に自分がこうなってほしいと思う場合は、先にその人になってほしいと思う「称号」を与える。称号を与えられた人は、その称号どおりの人間になろうとする。
人間は承認欲求の強い生き物
「自分は人の期待に応えることのできる社会に必要な人間だ」という実感を得るということを「目的」に人は行動を起こす。「称号を与える」ということは、その人の欲求を満たすきっかけを与えているということだ。
「すべての人にはあらゆる性格が備わっている」
他人の期待に応えるために、人はそのシーンで色々な一面を見せる。そのうちのどれが本当の自分で、どれがウソの自分というものではなく、その時々で使い分けるすべてが自分の承認欲求を満たす目的のもとに表出した自分自身の一面なのだ。
人を変えるための称号付与はNG
ただ、他人をコントロールすることを目的に、無意に他人に称号を押しつけ、色々期待し過ぎてはならない。承認欲求の強い人は、その期待に完璧に応えようとするがあまり、心を壊してしまうかもしれない。また、期待に応えられない自分自身に自己嫌悪を感じてしまうことにつながりかねない。
自分の評価を他人に委ねない
他人の期待に応えられているかどうかを、他人の評価に委ねてはならない。他人の評価は人それぞれ捉え方が違って当たり前。他人の評価を自分がどうやったところでコントロールすることなどできない。他人の曖昧な評価に振り回され、自己嫌悪に陥ってしまってはいけない。
自己肯定感を養うための努力を惜しまない
「人の役に立っている行動が自分はできている。これでいい」と評価するのは自分自身でいい。そのために、自分を裏切らない、自分の成長を止めないことが自己を肯定するために必要なのだ。あらゆる機会を通じて自分磨きをすることは、自分の人生を豊かにするために必要なのだ。