人生の意味を見出すための「学習」
「蛍雪」:苦労して学問をすること
なぜ勉強をしなければならないか
なぜ勉強をしなければならないのかということを、将来自分が苦労しないためにするものだと言って、自分の子供たちに話をした記憶がある。
いい学校に行っていい会社に就職しても幸せになれるかどうかなど決まってもいないのに、大概勉強しなければならない理由をそのように親は説明する。
勉強する意味をしっかり納得させるにはどうすればいいのか、以前から思い悩んでいたが、本書はそれを見事に分かりやすい言葉で説明してくれる。
勉強は自分を磨くための道具
人生に意味などなく、自分の行動の結果に人生の意味を見出すものだ。
自分のなりたい姿の実現のために行動することにより、自分はなりたい姿に近づいていると実感できることが、自分の人生の意味となり、幸せを実感できるのだ。
その実現のための道具が勉強である。
勉強や生き方を苦にしたさまざまな社会問題が山積みとなっている昨今、本書を手に取り、一人でも多くの人が、日々の勉強の習慣で心のゆとりを手に入れてもらえたらと思う。